英語を学ぶ学生のみなさん、皆さんにとっての「英語」とは、どんなものでしょうか?
英語は、幼少期からの英才教育や、小学~中高、大学受験のための教科であって、偏差値で必要な勉強ですか?勿論、そうでしょう。青少年時代の英語とは、周りから追い立てられて始めるものだったでしょうね。
ところが、大人はどうでしょうか。
英会話は、仕事に必要であるとか、自分を変えたくて始めた人、個性や創作を見てもらいたい人、海外に移住したい人、海外の友人を作るため、家事を乗り切るモチベーションのため、共感できる世界を見つけるため、そして生涯の財産として英語の世界に踏み込みたい人など、「長い目でじっくり取り組むもの」と捉えられています。これは終わりのないライフワークの一つです。
中には、かつて学生時代の英語習得を「どうせ中途半端だ」と思い込んでしまい、続けていく意味そのものに疑問を感じ、止めてしまった人も多いのです。そして、もう一度英語にチャレンジしようと考える大人がとても多いです。
「生の英会話レッスンがまだハードルの高かった時代」に育った大人たちですから。現在のようなオンライン英会話を知ってから、胸を高鳴らせて参加する大人が増えました。
このようにしてみれば、若い青年期の人たちと、大人になった人たちとの間には、英語に対するイメージや、勉強を続ける意義と動機に違いがあるように思います。
大人になると、沢山習得しなければいけない「社会」に放り込まれて、今度はそれこそ「早く大人になる」ことを周りから追い立てられます。でも大人になるとは、どういうことなんでしょうか。わたくし筆者は大人ですが、正直なところ、いつから大人になったのかは分かりません。現在でも子供心は持っていますので、大人の顔をして生きているだけなのかもしれないです。筆者も長年に渡り、英語を学びました。今のようなオンライン英会話が存在していたら、間違いなく早いうちから参加していたと思います。当時の文部省が決めた学習方法で、文法から入る勉強に大変苦労した世代です。
皆さんは、どんな事を思い浮かべると楽しいですか?
私たちの持っている想像力というのは、目の前にある空っぽのガラス瓶を見ているだけでも、そこにありもしない液体を連想させますし、同時に宇宙をも見ることができる、強烈なインスピレーションなんですね。人間はこのような直感的な能力に恵まれた訳ですが、その能力も使わなければ廃れていきます。
最近始まったことではないのですが、近年では「読解力」の低下が大きな社会問題になっています。大人も、子供も同じくです。どうしてこんなことになってしまったのか様々な研究が行われていますが、先進国の中でも日本の低下が著しい。かつての日本の文章能力を取り戻そうと、各方面から色んなアプローチによる研究でこの危機が発表されています。
小学校だけでなく、中学高校で行われるテストの質問が理解できない、大学では論文が書けない、大人に至っては仕事での指示書が理解できないなど、例を挙げれば暗くなりそうな現状にあふれているというのです。
確かに、立派な大人にも分からない事は山ほどあります、分かっているふりを!しているんですよ。え?違います?いや、しかしですよ、仕事の指示が理解できないのでは、作業が進まないですね。これはもう大変な状況で、大問題です。
会員の皆さんは、テストの質問内容が理解できなかった経験はありますか?
私は、あります。何度もありました。ただしそれは質問の例文がおかしな文章だったからです。このとき私は、早い段階で「先生方も文章を正しく表現できないことがあるんだ」と気づきました。
大人も子供も失敗はするし、そうやって成長していくしかないのです。若い人たちも、どんなに年を取った人でも、同じように学んでいくんですね。失敗したことがある人には理解して頂けるかと思うのですが、失敗は、とにかく辛いですよね。
でも言葉の失敗なんて、なんでもないです。失敗したところで、一体誰に対して恥ずかしいんでしょうか。言葉での沢山の失敗は、将来、自分や周りの人たちを助けることができるんです。そう考えれば、なんてことないですよ。カッコ悪いとか、絶対にありませんよ。私はいつも若い人たちにそのように伝えるようにしています。
では、会話ではどうでしょう。学生の皆さんは、沢山の会話をしていますか?
先ほど、私は皆さんに「どんな事を思い浮かべると楽しいですか?」と質問しました。
例えばそれを、知らない人に話せますか?お友達になら、気楽に語れるでしょう。
言語能力とは、自分の知らない人や、違う考えを持っている人たちに、ちゃんと内容が通じるように会話をすることです。これは最初に説明した「文章の読解力」と関係が深い事柄なんです。
「あなたの考えを教えてください」と言われたときに、どうやって伝えるか。私たち人間は自由に言葉を操れる唯一の生物です。幼少期から培われたコミュニケーション方法の中心はあらゆる国の言語であり、言葉を使った会話でした。「なんとなく」考えている物事を、言葉で表現するのは、いわば私たち人間の得意分野です。
目の見えない人たちは、どのように「読解」しているのか。視覚に障がいをお持ちの人が使う「点字」という文字がありますが、多くのケースでは紙に書かれた読み物ではなく、やはりまずは会話によって学んで来られた訳です。
かっちりと決められた物事を言葉で伝えるのは、まだいいのですが、自分の頭に浮かんだ「なんとなく」の考えを言葉に表す難しさ。これが母国語の日本語であっても、意外と簡単にはいかないんですよね。
英語を勉強する人が、英語を学ぶ上で欠かせないことは、自分の持っている「日本語力」です。ふわっとした「なんとなく」の感情から、かっちりした物事すべてを、まずは日本語で表現できるかどうか。学生の皆さん、ぜひ意識して、一度試してみてください。
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